本日久しぶりに子宮頸癌ワクチンのガーダシル®︎の接種を行いました。
子宮頸癌ワクチンとは子宮頸癌を引き起こす可能性の高いパピローマウイルスの感染を予防するものです。子宮頸癌ワクチンにはサーバリックス®︎とガーダシル®︎がありますが、サーバリックスは2価でガーダシルは4価のワクチンです。2価・4価とはそれぞれ2種類・4種類のパピローマウイルスに対するワクチンです。先日ブログに書いた今後発売予定のシルガード9は9価のワクチン、つまり9種類のパピローマウイルスに対するワクチンです。
現在接種することが出来るワクチンの中では、ガーダシル®︎が対応するウイルスが多いです。患者さんのお母様からのご相談を受けて4価のガーダシルを接種することに決まりました。
ご予約頂いて、ガーダシル®︎を取り寄せ本日接種しました。
子宮頸癌ワクチンに関して、残念ながら重篤な副作用の可能性を0には出来てはいませんので、期待出来る効果と副作用のリスクをご理解いただける方だけに接種致します。特に接種を受けるご本人がワクチン接種に納得していることが一番大事です。
今回の患者さんは高校1年生で、呉市から子宮頸癌ワクチンの公費負担の期限についてのお手紙をもらわれたことで接種を決められたそうです。というのも子宮頸癌ワクチンの公費負担で来年3月までに3回のワクチン接種を要するため、完了するためには今年の9月末までにワクチン接種を開始する必要があることをお手紙で案内されているそうです。そんな中当院のブログで子宮頸癌ワクチンのことが書いてあったので、当院で接種しようと思って頂きました。(参考:子宮頸癌ワクチンについて)
公費負担
呉市在住の中学1年生から高校1年生の女子は子宮頸癌のワクチンを公費負担で接種することができます。子宮頸癌ワクチンの接種のご希望がございましたらお電話でのご予約をお願いします。
中学3年の娘は来年9月ギリギリまでシルガード9の発売と公費負担を待ちたいと考えています(参考:子宮頸癌ワクチンについて)。残念ながらシルガード9®は今の高校1年生は間に合いませんので、ガーダシル®︎を接種されることをお勧めします。
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