鉤彎爪(爪甲鉤彎症)

爪が厚くなる 爪が伸びないといわれて受診されることがあります。あるいは爪水虫(爪白癬)になったとして受診されます。爪甲が肥厚して分厚くなっている多くの場合は鉤彎爪といわれる状態です。鉤彎爪(爪甲鉤彎症)とは、多くの場合足の親指(第1趾)の爪甲が伸びなくなり、爪が厚くなり表面に凹凸を生じ色が濁る疾患です。爪水虫(爪白癬)との違いは、爪白癬は爪が単純に分厚くなり伸びる方向は正常な爪と同じですが、鉤彎爪(爪甲鉤彎症)は爪が変な方向に伸びるのが特徴です。本来は前に伸びるはずの爪が上に向かって分厚くなっていきます。
きっかけとして外傷や手術などで爪甲が脱落した結果爪甲が正常に伸びることができなくなって生じます。
原因は1趾の尖端が盛り上がっていることで、爪甲が伸びることを妨害するため爪甲が行き場を失い盛り上がってしまいます。爪が根本から伸びなくても下の部分からも作られた爪が積み重なってしまいます。
靴を履く際に痛みを感じることがあります。
足先を物にぶつけてしまうと爪甲が剥がれて出血することがあります。
 

 

写真右の黄色の矢印の部分が盛り上がっていることで爪が先に伸びることが出来なくなっています。

治療法

姑息的(一時的)な治療としては爪甲を切除する方法があります。爪甲を切ることで日常生活に支障はなくなります。

 
根治術としては爪甲の成長を阻害する足趾の骨を削るそうですが、恐らく呉でできるところはないと思います。
尖端の皮膚の盛り上がりが爪甲が伸びることを邪魔をするので理屈の上では指先の先端をテープで下に引っ張ることで爪甲が伸びるようにできると思います。手術はしたくないけど何とかしたいと思われる方は、広島にはなりますがこちらに行かれると治るかもしれません。ホームページに鉤彎爪が治癒している写真を掲載されています。病院ではないので全額自己負担になります。当院では爪が伸びた段階で上の写真のように爪を切ることはできます。
爪が切れなくてお困りでしたらお気軽にご相談ください。
(お近くで対応してもらえない場合やご自分でなんとかしたい場合には、かなり時間はかかりますがやすりで地道に削ると良いと思います。)

様々な爪疾患

画像をクリックすると各疾患の説明を見ることができます。

肉芽を伴う陥入爪
(巻き爪と誤解されることの多い疾患)
爪甲剥離症 爪白癬

 

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