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水虫(足白癬)のうつりにくい対策

足白癬とは白癬菌による感染症です(参考:足白癬(Tinea pedis))。白癬菌は真菌の一種でカビのようなものです。カビのようなものなので温度や湿度が高くジメジメしたところを好み、蒸れてしまいがちな足の趾の間などで増殖します。実際には感染し、条件が整ったところで白癬菌が増殖し増えることで発症します。白癬菌が存在していても、条件が整わなければ発症しません。条件が整いやすいのが足趾の間だということです。

白癬菌が皮膚に付着しても感染が成立するまでには時間が必要です。感染が成立するまでに洗い流してしまえば感染は成立しません。そのためうつらないようにするためには二つの対策があります。

白癬菌を付着させない

そもそも皮膚に付着しなければ感染が成立しません。直接白癬菌が付着しなければ感染が成立しないため、靴下を履いていれば通常はうつりにくいようです。逆にいえば靴下を脱ぐ場所で感染する可能性が高まります。そのため感染する可能性が高いのは銭湯や温泉・ゴルフ場などのお風呂、あるいはスポーツジムやプールなどのシャワーなどでうつってしまいます。その中でも特にうつりやすいのは足拭きマットだと思います。出来れば足拭きマットは踏まずに自分のタオルで足を拭くようにすると良いでしょう。どうしても足拭きマットを踏むのであれば、足拭きマットの端っこを踏むようにしましょう。何故なら多くの人が足拭きマットの中心を踏むので、白癬菌が付着している可能性が高く、周辺である端っこは中心より踏まれている可能性が低い分、白癬菌が付着している可能性が低いからです。

感染が成立する前に洗い流す

皮膚に付着した白癬菌が皮膚に侵入し感染が成立するためには時間が必要です。乾燥した部位だと丸1日以上必要ですが、湿度が高く温度も高い部位だと数時間で感染が成立してしまいます。足は靴の中で湿度も温度も高く数時間で感染が成立してしまいます。逆にいえば、皮膚に付着しても数時間で洗い流せば感染は成立しません。足以外の部位に白癬菌が少ないのは1日1回お風呂に入る習慣のある日本人は、感染が成立する前に洗い流してしまうからです。足だけは数時間という短時間で感染が成立してしまうため、水虫といえば足だけしか罹患しないと誤解されてしまうくらい足白癬が圧倒的に多くなります(白癬菌は皮膚のどこにでも感染します。ごく稀に顔に感染することもあります)

銭湯や温泉・ゴルフ場などのお風呂、あるいはスポーツジムやプールなどのシャワーなどでうつってしまいますので、お風呂に入って帰宅しても帰宅後数時間以内に足だけでも洗うようにするのがお勧めです。温泉宿に泊まった場合などは、大浴場に入った後でも自分の部屋のお風呂で足だけ洗うのがお勧めです。

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