水虫(足白癬)の患者さんが増えてきました。

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水虫とは白癬菌というカビの一種による感染症で、医学的には足白癬と呼ばれるものです。
足白癬の説明は薬の塗り方も含めてこちらに詳しく書いておりますので、もしよかったらご覧ください。

水虫は冬にもいなくなりはしませんが、原因となる白癬菌はカビの一種なので、ジメジメした梅雨~夏にかけてお越しいただく患者さんが増えてくる傾向があります。
その季節になってきました。
この時期水虫の患者さんが多くなるのは、新たに感染することも確かにありますが、実は乾燥して気温も低い冬の間増えることが出来ずにこっそりと潜んでいた白癬菌が、ジメジメして温度が上がってくることで活発に増殖し発症してしまいます。

実は水虫は痒くないことが多いので注意が必要です。「痒くないから水虫ではない」は残念ながら通用しません。むしろ「痒くないから水虫かもしれない・・・」の方が正しいことが多いです。
ただ条件が整うと白癬菌が増殖し、痒いなどの症状が出ることもあるようです。

【コラム】水虫(足白癬)は痒い?

水虫を避けたい方は以下の記事をご覧ください。

【コラム】水虫(足白癬)のうつりにくい行動

足がカサカサするなどあれば皮膚科を受診してみてください。何故ならカサカサしても水虫(足白癬)ではないこともあるからです。皮膚科では顕微鏡で直接白癬菌を見分けることが出来るため、水虫(白癬)かどうか白黒がはっきりします。(皮膚科を受診される前に抗真菌薬を外用していると、偶然みつからないだけかもしれず判断がつきにくくなります。少なくとも1週間、できれば2週間は何も外用しない状態での受診をお勧めします)

皮膚科の受診が難しい場合

水虫のように見えて水虫ではないこともあるため皮膚科の受診がお勧めですが、どうしても皮膚科を受診することが難しい場合には、以下のような市販薬での治療も選択肢の一つです。(外用法はこちらをご覧ください。あるクリニックの先生が公開されている塗り方の動画を掲載しています)
ただ水虫ではないこともありますので、市販薬を外用して1週間治療しても治らない場合にはできるだけ早い段階で皮膚科受診がお勧めです。
また市販薬はかぶれることも多いので注意が必要です。(ちなみにブ〇〇〇〇〇という名前のお薬でかぶれてこられることが多いです)
酷くかぶれることもあるため、薬を塗って酷くなるようならすぐにやめるようにしてみてください。

橋本クリニックで使用することの多いアスタットクリーム®️と同じ成分(ラノコナゾール)の市販薬もあります。このアスタットクリームの特徴はカサカサすることの多い白癬菌という水虫だけでなく、グジュグジュすることの多いカンジダにも有効なことです。

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