インフルエンザワクチン不足に朗報! ローデッドの注射器

広島ブログ

全国的にインフルエンザワクチンが不足し、11/18から当院でもネット予約を停止してしまいました(参考:インフルエンザワクチンのネット予約を中断しました)。少し前から注射器を変えました。インフルエンザワクチンの接種を行っている病院、クリニックは変更する方がお得だと思います(実際にはインフルエンザワクチンの不足が叫ばれているので変更すべきではないかと思います)。

8%損していた

かつて私が子供の頃は3%あった銀行の金利が1%を遥かに下回る時代、8%って大きいですよね。その8%を損していた話です。
直接金銭を8%損していたわけではありませんが、貴重なものを8%分も捨ててしまっていた話です。

というのも注射器を変えたのですが、8%節約されるお得な注射器があることを知りませんでした。インフルエザワクチンの接種をしているので在庫が乏しくなってきて注射器を卸さんに発注するとデッドスペースの少ない注射器がありますという話でした。(医療従事者向けの情報ですが、メーカーの説明はこちらにあります。)

写真の上がこれまでの注射器で、下がローデッドタイプの注射器です。

尖端を拡大してみると上の注射器は尖端が空洞になっています。この部分がデッドスペースになってしまいます。
下の写真では、空洞部分にゴムが挿入されています。このデッドスペースがほとんどありません。

興味あってどれだけデッドスペースがあるのか調べてみました。
生理食塩水で実験してみました。
打ち終わった注射器からデッドスペースにたまった分の液を空気を吸って下に追いやってみました。
メモリでは0.05mlになっていますが、円錐形にゴムが盛り上がっているため盛り上がり(高さ)が0.03ml分と考えて、円錐なので3分の1で0.01mlはゴムの分と考えました。都合0.04mlがデッドスペースになっていそうです。

0.5mlの注射のうち0.04mlとすると8%になります。
0.5(ml)÷0.04(ml)=12.5
12.5回に1回分デッドスペースでごみ箱に入っていた計算になります。勿体なかったです。
情報って大切ですね。このデッドスペースの少ないローデッドの注射器を使うのと使わないので、8%も多くの方にワクチンの接種をすることができます。1日に13人以上接種をするところであれば十分役に立つ話です。誤差はあると思いますが、少なくとも捨てる量が減るのは間違いありません。

ローデッドの注射器

添付文書を調べてみると2014年6月改定とありました!
知らなかったです。この注射器を使えば同じワクチン量で最大約8%多くの方に接種接種できていた可能性があります。デッドスペースの薬剤を捨ててしまったと考えると勿体ないですね。
本当に情報って大切ですね。

まだ導入されていない病院や診療所の方がこれを見られたら、変更してみてください。多少割高でも節約できる薬剤費の方がはるかに大きいですし、何よりインフルエンザワクチンの不足の折、より多くの方に接種できますよ。
(私が最近知っただけで、既に多くの病院・診療所では導入されているのかもしれませんが・・・)

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