10歳の逆流性食道炎の方にご来院いただきました。

広島ブログ

これまでブログに小児の逆流性食道炎のことを書いてきました。
我が家の長男と次女に逆流性食道炎の症状が認められました。(参考:元気(長男、4歳)の体重1.5Kg減元気(長男、4歳)の体重1.5Kg減のその後元気(長男、4歳)の体重減少のその後のその後今度は目力(次女、小学6年生)が3Kg体重減!
我が家の子供たちは食欲がないだけで元気なため調子が悪いことに気づくのが遅れましたが、胃酸の分泌を抑えるPPI(プロトンポンプ阻害薬)という薬を飲むと改善しています。

この話からスタッフのお子さんの逆流性食道炎が発覚し、やはりPPIを飲んでいただくと改善しています(参考:スタッフのお子さんも食欲不振・・・)。

このブログを読んでいただいてお越しいただきました。
このブログを読んでいただいておひとりでも来ていただけたので、子供たちのことをブログを書いてよかったです。
お越し頂いたのは10歳のお子さんです。
お母さまにブログ掲載のご快諾いただけたので掲載してみます。

主訴は夜間の咳嗽

主訴は夜間の咳嗽で、夜寝ていると突然せき込むことがあって困っておられました。
小児科を受診され、症状をお伝えされたそうです。
喘息を疑われたそうですが、肺の音が綺麗なので喘息ではないといわれたそうです。
苦いものがこみ上げてくることがあると伝えられたそうですが、先生にご理解いただけなかったそうです。

次にお母さまが後鼻漏を疑われて耳鼻科を受診されたそうです。
後鼻漏とは寝ている間に咽頭の方に鼻汁が流れてしまい反射が起こってせき込んでしまうものです(参考:後鼻漏の説明はこちらの耳鼻科の先生のサイトをご参照ください。その夜間の長引く咳については同じ先生のこちらのリンクをご覧ください。)。
耳鼻科の先生によると鼻は綺麗で後鼻漏は考えにくいということでした。

内科の先生に相談しようとされたそうですが、10歳だと小児科を受診してくださいと言われてしまわれたそうです。

困ってたどり着かれたのが当ブログでした。
お子さんなので正確ではないかもしれませんが、逆流性食道炎のセルフチェックでも疑わしかったため当院を受診していただきました。

逆流性食道炎セルフチェック

10歳のお子さんで胸焼けという言葉もわかりにくかったので、私が入力してみました。そのため正確にはセルフチェックではありませんが、参考になると思います。活用したサイトは医療機関向けのこちらです。

しばしばや時々を適当につけたところはありますが、頻度はともかく少なくとも症状があることは間違いなさそうです。
逆流性食道炎により横に寝ているときに胃液がのど元まで逆流し、反射により咳嗽を起こすようです。
逆流性食道炎とは胃液が食道に逆流することで食道に炎症を起こしてしまう疾患です。今回は喉元まで胃液が逆流してしまったことにより咳嗽が起こったようです。
逆流性食道炎に関して、詳しくはこちらのガイドラインをご参照ください。

治療

ネキシウム®懸濁用顆粒20mgを処方しました。

症状について

元気(長男、4歳)や目力(次女、小学6年生)は食欲不振、体重減少が主訴でした。
スタッフのお子さんも食欲不振が主訴でした。
うちの子供たちもスタッフのお子さんもお菓子は食べるのに、ご飯は食べられないようです。お菓子は食べられているため病気だと認識できませんでした。おそらく食事をすると胃液が分泌され、胃の圧が高まり逆流することで気持ち悪くなるため食事を避けてしまうのだと思います。お菓子は少量のため胃液が逆流しにくいのではないかと私は考えています。

幸いこの10歳のお子さんは食事は普通にできていたそうです。ただ夜間の咳で困っておられました。

みんなに共通するのは発熱などもなく元気なことです。
元気なのに食欲がなく体重が減る、あるいは夜咳が出るなどあれば、こちらの逆流性食道炎のチェックシートでチェックしてみてください。逆流性食道炎の疑いがある場合には受診の際に印刷してお持ちいただくとスムーズに受診できると思います。
(医療機関向けはこちらです。)

小さいお子さんの場合、すぐにおなか一杯になるとか、横になると気持ち悪いなどの症状が逆流性食道炎を疑ってもよい症状かもしれません。元気(長男、4歳)の場合は横になると「オエってなる」というので気づきました。

元気な方でセルフチェックをしてみて逆流性食道炎の疑いがある場合、呉市近郊の方は橋本クリニックを受診していただければと対応させていただきます。お子さんで発熱等の症状がある食欲不振の場合には小児科を受診するようにしてください。
他の地域の方で、セルフチェックで逆流性食道炎の疑いのある方は、逆流性食道炎の薬(ネキシウム®等PPI(プロトンポンプ阻害薬))を処方してもらえる小児科あるいは内科を探してみてください。
どうしても見つからない場合には総合病院の消化器内科か小児科に紹介してもらうのも一つの選択肢かもしれません。

経過がわかりましたら追記したいと思います。

 

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コメント

    • 佐藤 トシ
    • 2020年 7月 25日

    はじめまして!子供の胸焼けで悩んでいたところこちらを見つけました!
    7歳の長女がここ2、3週間、食後に気持ち悪いと言い始め、そのせいか食事を取るのがこわいようです。お菓子やアイスは食べられますが、食事となると食後はやはり気持ち悪いと横になります。
    風邪症状なく頭痛もなし、ただ食後に気持ち悪い、喉の奥に引っかかるものがあり咳払いをよくする、という感じです。お腹は空くようですが、空きすぎても気持ち悪いとのことです。

    なにか大きな病気ではないか心配していますが、先生の言う通り、まず病院に行って見てもらうのが大事ですね!!
    早速週明けにでも小児科を受診します!!

      • 橋本 康志
      • 2020年 7月 25日

      「佐藤 トシ」様、コメントありがとうございます。
      症状からは逆流性食道炎がかなり疑わしいですね。
      お菓子を食べることが出来る分、病気と認識しにくく我が家の子供達は発見が遅れてしまいました。
      横になると胃液が食道に逆流して気持ち悪いなることもあるようです。息子は横になるとオエオエ出るといって食後横になるのを嫌がりました。
      お子様は横にはなれる分まだ症状は軽いのかもしれませんね。
      一度小児の逆流性食道炎に対応してもらえる小児科か内科を受診されると良いと思います。
      早く良くなると良いですね。

      このようなコメントを頂くとブログやホームページを書いてよかったと思います。
      今後も小児の逆流性食道炎について情報を集めてみたいと思います。
      コメントありがとうございました。

  1. 初めまして。広島ブログでいつも拝見しています。
    ポチしていただきありがとうございます。

    3年前、長女が大学受験真っ最中にこのような症状に悩まされました。苦いものが上がってくる、胸焼けがする等…
    市販の胃薬で対処しましたが、大学受験が終わった途端に不快感はなくなりました。受験のストレスが原因だったのかもしれません。
    こちらの記事を拝見し、病院にかかる大切さが理解できました。
    ありがとうございます☺︎

      • 橋本 康志
      • 2020年 3月 06日

      mineさん、コメントありがとうございます。
      こちらこそ広島ブログでいつも素敵な写真を拝見させていただいております。

      長女さんの症状からは逆流性食道炎がかなり疑わしいですね。
      ストレスで発症されたのかもしれませんね。
      医者の私が一緒に生活していても子供たちのことを病気とは認識できなかったので、まず病院にいくとよくなる病気だと広く認識してもらうことが大切だと思ってブログ書いてみました。多少でも参考にしていただけると幸いです。
      受験が終わった後で途端に不快感がなくなったとのことで何よりですね。
      ストレスで胃に穴があくという表現があるように、ストレスで胃潰瘍や十二指腸潰瘍の発症は比較的知られていますがストレスで逆流性食道炎はあまり知られていないので本当に勉強になりました。仕組みとしては似ているので十分あり得る話だと思います。

      コメントありがとうございました。ストレスでの発症の可能性、大変勉強になりました。
      小児の逆流性食道炎はあまり知られていないので、2人の小児の逆流性食道炎の親からの啓蒙活動としてこれからも掲載していきたいと思います。
      今後ともよろしくお願いいたします。

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