橋本クリニックは皮膚科のため基本的には発熱を主訴とした患者さんを診ることはありませんが、皮膚疾患に伴う発熱が疑われる場合には診察することがあります。皮膚疾患に伴う発熱が疑われる場合でも新型コロナによる発熱の可能性は否定出来ないため、ワクチンの接種をすることにしました。
橋本クリニックでも高齢者の新型コロナウイルスのワクチン接種を検討していますが（もし橋本クリニックで接種するとしてもこれまで受信歴のある患者さんだけです）、当院で自分たちのワクチンを接種した場合、私がアナフィラキシーを起こした際に対応できない可能性があるため他院で接種してもらうことにしました。

順番が回ってきて今日が接種日でした。

昼休憩に接種を受けました。

偶然接種してくれるのは以前橋本クリニックで働いてくれていた看護師さんでした。（診察して下さった先生は県病院で働いていた時に働いておられた先生で、声をかけていただきました。随分上の先生ですが、私などのことを覚えていただいていてちょっと感動です）
流石に接種してもらうところの撮影はできませんでしたが、ちょっと無理を言ってワクチンの注射器とバイヤルの写真を撮らせてもらいました。

ワクチン接種は全くと言っていいほど痛みがありませんでした。
インフルエンザワクチンは皮下注射ですが、今回の新型コロナウイルスのワクチンは筋肉注射です。
これまで筋肉注射は胃カメラや胃透視の前処置で受けたことはありますが、前処置の注射はそれなりに痛みがありましたが、今回のは全く痛みがありませんでした。正直本当に接種してもらったのか不安になるほどでした。インフルエンザワクチンや前処置のワクチンのように薬液を注入する際の痛みも全くありませんでした。何度も書きますが本当に打ってもらったのか不安になるほどでした。

ほぼ痛みがないワクチン接種が終わり、午後の診察が始まりました。
接種してから３時間程度時間が経ってきて接種してもらった左腕に違和感があります。ちょっと痛い？という変な感じでしたが、次第に痛みがはっきりしてきました。
Facebookに同級生がのせていたのは全く痛みがなかったという話です。何となく自分も全く反応がなく終わるかと思っていましたが、腕が痛くなって接種部位が筋肉痛のような痛みを感じるようになってきました。痛みを感じるようになったこと自体は不安ではありますが、きちんと反応していることからワクチンは接種してもらっていることが実感できました。免疫はつきそうです。

筋肉痛のような痛みなのですが、鍛えた結果という筋肉痛は心地よい痛みと似たような印象の痛みです。というのも腕の痛みを感じるということはワクチンが効いていることを実感できるからです。（できれば痛みがない方が嬉しいですが・・・）
現在ワクチン接種後９時間が経過しましたが、痛み止めを飲むほどではないものの徐々に痛みが強くなっています。明日はもっと痛みが出るかもしれません。腕を上げてみると水平にあげた時点で痛くてそれ以上はあげられませんでした。接種していない右腕は上にあげることができますので、ワクチン接種の影響だと思います。
ちなみに痛みがなかったとFacebookに投稿していた同級生は追加で、抗体価を検査して新型コロウイルスに対する免疫がついたことを報告してくれました。痛みがあると反応しているのが実感できますが、痛みがなくても免疫はきちんと付くようです。

次は３週間後に接種をすることになります。
巷の噂では２回目の接種後、発熱や倦怠感をきたすことが多いそうです。副作用はお手柔らかにお願いしたいものです。

2021-05-11　20:20:12追記）
私の場合痛みのピークは８時間後でした。
夜眠れないほどの痛みはなく軽い筋肉痛程度でした。
朝起きても痛みがあるわけではないためワクチンを接種したことを忘れていたほどでした。
腕を動かしていると痛みを感じ、ワクチンを接種したことを思い出す程度です。
（ワクチンと関連があるかどうかは分かりませんが、ワクチン接種後８時間程度で下痢をしました。その後はすぐに落ち着きました。）

ちなみにスタッフの一人はピークは私と同じ８時間程度で今日は楽になっていたそうです。もう一人のスタッフは今日の午前中の段階で今が一番痛いと言っていました。痛みのピークは個人差があるようです。
興味深いのは今日出勤した３人とも、熱までは出ないものの体が熱くなった感覚があり非常に喉が乾いたそうです。私にはそのような感覚はありませんでした。
ここから２回目接種までは大きな副作用は出ないとは思いますが、注意深く観察していきたいと思います。