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巻き爪の治し方

巻き爪とは?

巻き爪とは字のごとく爪が巻いてしまう状態です。誤解が多いのが爪の周りが痛くなる陥入爪爪囲炎のことを巻き爪だと思われることです。巻き爪は単純に断面が巻き込んでしまう状態です。巻き爪は見た目の問題だけで通常痛くはありません。一方陥入爪や爪囲炎は細菌感染のため痛みを伴います。巻き爪で痛くなるのは細菌感染が原因です。感染を伴わない巻き爪は痛くはありません。

巻き爪の原因

巻き爪の原因の一つは指に適切な力が加わっていない場合に生じるようです。足の指の爪は爪先に力をいれて歩くように作られているようですが、足の指先に力が入っていないと巻き爪になるようです。本来なら歩くたびに絶えず指先に力が加わるため爪が広がってしまいます。爪が広がりすぎることがないように、力が加わることを前提として爪が巻き込むように生えてくるようです。つまり爪の伸び方が指先に力が加わることを想定して生えてきているようです。本来であれば歩くことでかかる力の加わり方と爪の伸び方とが相殺されてちょうどよいアーチ型になるようです。その前提条件の指先への力が加わらないと、爪が肩透かしをくらったように巻き込んでしまうようです。足の爪ではつま先が浮いた浮足の状態で歩かれる方に巻き爪が多いようです。

ただし巻き爪の原因が爪にかかる力だけではないようです。というのも足の爪ですが抗癌剤を使っていると巻き爪になり、抗癌剤が終了すると綺麗に元通りの爪になった方もおられました。指先にかかる力が足らないと巻き爪になる方もおられますが、その他の様々な要因により爪が巻き込む方向に生えてしまうこともあるようです。

治し方

当院でもかつてはVHOというワイヤーで爪が広がるように力を加える治療法を行なっていましたが、巻き爪ロボという製品が発売された時点で役目をほぼ終えたと考えています。VHOはクリニックで爪を広げる針金を装着する治療法で、自費診療となり爪が伸びるために装着し直す必要があるため何度も治療が必要となり結果的に治療費が高額になってしまいます。その点巻き爪ロボは一度器具を購入すると自分で巻き爪を広げることができるため、VHOよりもトータルで安く治療することが期待できます。そのため現在VHOはほとんど行なっておりません。

今回提案するのはVHO巻き爪ロボなどの道具や治療に頼らない根本的な治し方です。
単純に指先が本来想定している力を適切に加えることです。具体的には指先を押し付けるような力を加えることです。足の爪であればつま先を意識してしっかり指に力を入れて歩くことです。親指で床を蹴って歩くイメージで歩くと良いと思います。
あくまでも巻き爪の原因が外力が足らない場合のみ治りますが、器具が必要なくお金もかからないため一度試してみても良いのではないかと思います。

患者さんの指ではありませんが、私のの指先に力を入れる様子を写した者です。指先に力が入っているために爪の先、爪の横が白くなっているのがわかると思います。爪の横に力が加わっているて爪を押し広げることにつながると思います。

下の写真は手の指ですが、実際に上の写真の要領で指先に力を加えてみてもらうと目に見えて巻爪が改善しました。

つま先に力を入れて歩いてもらうと巻き爪が改善しました

2020/5/18

2020/5/18

2021/10/7 2021/10/7
まだ先端は巻いてはいますが根本の巻き方がかなり緩やかになっています。

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