陥入爪について

巻き爪が痛くなるかならないかは、感染を生じているかどうかでした。(参考:巻き爪は痛い?巻き爪と化膿性爪囲炎の違い
次は巻き爪と誤解されることの多い陥入爪についてです。一般的に巻き爪が痛くて・・・。と来院された方の大半は陥入爪です。陥入とは辞書によると落ち込むこと、くぼむことのようです。つまり陥入爪とは言葉の意味からは、くぼんだ爪ということのようです。
実際には深爪等により爪の先端が食い込んでしまった状態を陥入爪と定義してもよさそうです。
陥入爪の多くの場合、爪の先端が痛くなり爪が当たっていることが原因だと考えて深爪(爪を趾先端より短く切ることです)をすることから症状が増悪していきます。そもそも爪の先端やまわりが痛くなるのは細菌感染によるものなので、細菌感染に対して適切な抗生物質の内服を行うことで痛みは改善していきます(参考:爪のまわりが腫れて赤くて痛いとき(化膿性爪囲炎:ひょう疽))。

私の個人的見解ですが、爪の尖端付近に起こった化膿性爪囲炎で痛みを伴い、深爪をすることで陥入爪に発展してしまうようです。


爪の先端が周囲の組織に当たるだけであれば歩く際少し痛い程度ですが、細菌感染を伴うと周囲に発赤を伴うようになり場合によっては歩けないほどの痛みとなります。
左側の爪の状態であれば抗生物質を内服することで改善しますが、右のように針の返しのようにとがっている(刺爪と言います)と抗生物質内服のみでは改善しないことがあります。
(図でははっきり見えるように書いておりますが、実際には皮膚の下に隠れているので直接見ることはできません。すいません。うまく絵が描けませんでした)

軽度の陥入爪

肉芽形成を伴う陥入爪

抗生物質内服でも改善しない場合には、局所麻酔下に赤い点線のようにできる限り断端が船の舳先のように滑らかにカーブした専用のハサミで爪を切ります。
多くの方は一度深爪してしまい、伸びてきてもっと痛くなったのでもっと深く切ってしまうことにより発症します。
当院では状況により細菌培養検査を行うことで、細菌の種類を同定し、効果の期待できる抗生物質を見極めて治療を行っております(参考:陥入爪の治療)。
陥入爪でお越しの場合でも、9割の方が爪甲切除を行わなくても治癒が期待できます。
爪が痛い時には早めにお近くの皮膚科、呉近郊でしたら爪の治療に慣れている橋本クリニックを受診するようにしてください。

食事指導始めました。

陥入爪でお悩みの方の食生活に特徴的なパターンを見つけました。
食生活を改善することで再発を予防することができるようになりました。
陥入爪が治らない場合や陥入爪を繰り返す場合、橋本クリニックを受診してみてください。

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