今の我が家の子育てルールがある程度携帯の運用に基づいているため、携帯を中心に書いていきます。
我が家の携帯
パッチリ二重(長女、中学二年生)の要望で中学生になる際に携帯電話を持たせることになりました。
私立中学に進学するお友達もいて連絡を取るのにLINEを使いたいという理由でした。
甘いかとも思いましたが、既に持っているお友達もいるため、いずれ持たせるなら中学生からというのは一つの選択肢だと考えました。当時小学5年生になる目力(次女、小学6年生)に同時に持たせるかも悩みましたが、家族で話しあった結果同時に持たせることになりました。
というのもパッチリ二重に相談したところOKを出したからですが、小学5年生から持たせるのはずるいという考え方をすると思ったからです。しかしパッチリ二重はそうは考えず、目力にももってほしいとの意見でした。何故ならスマホがパッチリ二重だけが持っていると、貸してほしいといわれそうだからという理由でした。自分は我慢していたのにという発想ではなく、今自分が持つことが大事で、目力が小学生の間に持つことに嫉妬するわけでもないのが面白いなと思いました。
持たせることが決まれば次はルール作りです。
お子さんに携帯電話を持たせる際に契約書を交わされたツユマメさんからお子さんとの契約書(見直してみると誓約書)を教えていただき、アレンジして子供たちとルール作りをしました。
契約書をブログに掲載する予定でしたが・・・。なし崩し的に始まったこともあり今日まで掲載できずにいました。ツユマメさん、遅くなってすいません。大変参考になりました。
当初は血判を押そうかなんて考えていましたが、結局面倒になってサインもなしで始まりました。
というのも携帯電話の名義は私でそれを貸しているわけですから、何かあればすぐに返してもらうという作戦です。
子供に携帯電話を持たせたという点で先輩のツユマメさんはルールが守られなかったDSを壊してしまったという強者ですが、貧乏性の私にはその真似は出来そうにありません。
この契約書は携帯に入れてある契約書を転載したものです。
契約書
- 起きる時間(月〜金6時15分、土・日自由)、寝る時間(日〜木10時15分、金・土12時)を守る。
- iPhoneは外出時以外は、トイレ、洗面所、お風呂場に持ち出さない。
- 有料アプリやアプリ内課金はしない。
- LINEは許可を得た人達だけでする。
- LINEはふるふるかQRコード で友達になる。
- instagramやTwitterは見るだけ。
- 出会い系サイトなどのサイトは開かない。
- 歩きながらスマホをしたり、自転車に乗りながらなどの、ながらスマホはしない。
- 食事中、勉強中は使用しない。(ただし、勉強中に調べ物をする場合は使用しても良い。)
- 上記は開始時の約束であり暫定的な決まりである。運用上問題が生じた場合には親子間の話し合いにて解決策を探す。
【時間制限】
日〜木
朝 用意してから
夜 勉強してからその日の寝る15分前まで金・土
朝 用意と勉強してから
夜 11時まで
今見返してみると起きる時間は実際には6時半ですし、遅いと7時頃に起きるので携帯止めないといけませんね(^^)
寝る時間も12時前後なので、約束は守られていませんね。
遅刻せずに学校に行けているので黙認しているというより、この契約書を忘れていました。
携帯を使ったルール
約束が守られないと携帯が止まることになっています。
警告は、携帯を紛失モードにすることにしています。
紛失モードとは、携帯電話(iPhone)を落としてしまったときにかけるロックのことです。(残念ながらパスコードを入力すると紛失モードは解除されてしまいます)
紛失モードにしても警告の効果がないときには、iPhoneを探す際の音を鳴らすという機能を使います。使っているiPhoneからいつもと違う音が出るので効果抜群です。一度鳴らした際には、パッチリ二重はパニックになりました。(慌てすぎたらしく、何故か携帯を投げてしまいましたが・・・(^^)。幸い壊れませんでした。)
幸い警告音を出すだけで行動を改めていますが、これでも行動を改めないとiPhoneの初期化ボタンを押すことにしています(実はここ一年は警告音を出すほど抵抗することはなくなっています)。これは紛失した場合、データを他人に見られないようにするための機能で、購入時の何も入っていない状態に強制的に戻してしまう機能です。
このことを伝えてあるので、最近では「携帯電話をロックするよ!」というだけで行動を改めます。
宿題をなかなかしないとか、決められたお手伝いをしないなど好ましくない状態が続くと、携帯電話を止めるよという警告を発します。何故なら食事をさせないというのは虐待だと思いますが、ぜいたく品である携帯電話を止めても虐待には当たらないからです。携帯電話はルールを守れるからこそサービスで貸しているだけで、家族のルールが守られないのであればサービスを取り上げるという簡単な理屈です。その理屈をパッチリ二重、目力ともに理解しているため、しぶしぶですが行動を改めます。
少し冷めた目でみると、携帯を人質(実際には物なので物質(ものじち)とでもいうのでしょうか?)にいうことを聞かせているような状態です。
携帯を手元に置いておくために、子供たちは素直に言うことを聞いてくれます。(まぁいうことを聞かなければ、静かに携帯が初期化されてしまうだけです)
上記のことから私は子供たちを怒ることは一切ありません。「そうか分かった」と笑いながら、手を振り上げるだけです。ちなみにこの手を振り上げるというのはボタンを押すふりのことで、ボタンを押すとロックをかけることが出来るし、初期化もボタンを何回かおせば完了します。そのことを理解させているので、思わせぶりに手を振り上げるだけですぐに行動が変わります。
目力曰く、「お父さんは面倒くさいことをいう」ですって。多分逃げ道がない(行動を変えるしかない)状況に追い込まれるし、携帯は止められるし・・・。面倒くさいとなるようです。
私は子供を怒らず行動を変えさせるコツは、子供を困らせることだと思います。つまり行動を変えなければ、子供が困る状況になることを想像・理解させることです。ただし虐待になってはいけないので、食事をさせないことやたたく、殴るなどの暴力を使ってはいけないと思います。子供との知恵比べで、子供が困る・嫌なのは何かを考えて、枠組みを作ることです。その子供たちが困るし嫌な枠組みが携帯電話を使えなくなることです。
宿題をしなければ携帯電話が使えなくなるというルールにすれば、宿題はするようになります。
お手伝いをしなければ携帯がその日は使えないというルールにすれば、お手伝いもしてくれるでしょう。
今思いついたルールですが、初期化などしなくても子供たちが学校に行っている間にパスコード(携帯を開くための暗証番号)を変えてしまうだけで、iPhoneが文鎮としての役割しか果たさなくなりますね。ちなみに今は隠れて何かしないように、パスコードは私たちが把握しています。
携帯電話を持たせて良かったこと。
携帯電話を持たせて良かったことは上記のように親の思い通りに仕向けることが出来ることです。
もう一つは成績が上がったことです。
携帯電話を初期化されないために嫌々かもしれませんが、宿題はしますし、携帯電話で問題や動画(例えば、プリントはやまぐち学習支援プログラム、勉強動画は19Ch【塾チャンネル】)を探すことが出来るため勉強が効率的にできるようになったのかもしれません。
我が家の面白い携帯の使い方(100マス計算)
我が家では携帯を面白い使い方をしています。その使い方とは100マス計算をさせる道具として使っていることです。
それだけならそれほど珍しくはないと思いますが、100マス計算をすることが疑似通貨のように使われていることです。
例えば、朝車で送ってほしいと目力が言えば、「100マス計算10枚ね」とか、一緒に寝てほしいといえば「100マス計算5枚で一緒に寝に行ってあげよう」などです。
パッチリ二重と目力の間でも、お風呂掃除(我が家の子供たちのお手伝いです)を代わってくれるなら2枚だすとかです。ここで面倒だと思ったら3枚とか5枚要求したりして交渉も学びます。
極め付けはゲームセンターでゲームをしたいという場合には100円につき5枚の100マス計算をすることになっています。300円ほどゲームをしたいとなれば、100マス計算を15枚ほど支払うことになります。
当初は100円で3枚程度でしたが、最近では5枚にしています。というのも計算スピードが上がって簡単にできるようになってきたからです。
100マス計算をやり始めたのは、今だから書けますが実は2人とも情けないほど計算が遅かったからです。やり始めた当初は時間もかかるし面白くもないのでほとんどやりませんでした。そこで思いついたのがゲームセンターで要求されるゲーム代と100マス計算を結びつけることでした。子供たちにとって交換条件がなければ、ゲームはやりたいばかりになるので上記子供たちが困る交換条件を探したのです。せっかくならためになる交換条件であるべきだと考えて思いついたのが、100マス計算でした。
100マス計算をした回数の確認までするつもりはなかったのですが、パッチリ二重がやった証拠に画面をスクリーンショット(携帯の表示画面の撮影)をすることを思いつきました。その撮影した画像をパッチリ二重と目力のフォルダにそれぞれ掲載しています。貯金ならぬ100マス計算の貯枚をしている状態です。
これまで何十回、何百回と100マス計算をしたおかげで、非常に早くなりました。パッチリ二重に至っては私を上回るスピードで計算できるようになりました。目力も計算が格段に速くなりました。
私の目論見通りです。
子供たちの要求・要望と100マス計算をうまく交換条件にすることが出来たのが成功した理由だと思います。
パッチリ二重は100マス計算はかなりのスピードでできるようになったので、次は英語の問題でも何かやってもらおうかと考えています。
この100マス計算も二人の成績が上がった理由の一つかもしれません。
長文を読んでいただきありがとうございます。
書くネタに困って、このタイトルで書き始めると止まらなくなって超大作になりました。
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