呉市の皮膚科橋本クリニックでは帯状疱疹ワクチンの接種を行なっていますが、最近接種希望者が増えています。
帯状疱疹とは子供の頃かかった水疱瘡(水痘)のウイルスが神経に潜伏していて、免疫が落ちて増殖を抑えきれなくなった時に発症する疾患です。神経の分布に沿って広がるため半分帯を巻いたように症状が出るのが特徴です。詳しくはこちらをご覧ください。
発症頻度の増える50歳以上の方が対象です。インフルエンザワクチンのメール配信の際に、当院で帯状疱疹ワクチンの接種が出来ることも記載して送りました。何人かメールを見てくださってワクチン接種となりました。
接種を決められた方の多くは、ご家族あるいは友人・知人の方が帯状疱疹で痛い思いをされた話を聞かれて、積極的に予防しようと思われたそうです。
帯状疱疹ワクチンには乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」、帯状疱疹ワクチン「シングリックス®️」の2種類があります。効果はシングリックス®️の方が明らかに高いのでお勧めですが、費用が高くなってしまう(1回税込22000円、2回接種。合計44000円)ことが難点です。乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」は効果が低く、免疫抑制状態の方に接種出来ない点に注意が必要ではありますが、費用が安い(1回税込7000円)のが利点です。時間と共に効果が減弱するので数年毎に繰り返し接種が必要です(どれくらいの間隔での再接種が望ましいかはまだわかっていません)。詳しくはこちらをご覧ください。最近ではこちらのページのアクセスが増えてきています。帯状疱疹の予防に興味を持つ方が増えているのかもしれません。
今月は乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」が1人、帯状疱疹ワクチン「シングリックス®︎」が6人の方に接種させて頂きました。圧倒的にシングリックス®︎が人気です。
ご希望がありましたら、在庫の確認の必要がありますのでお電話でご予約ください。
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