ブログネーム・パッチリ二重(長女、高校１年生)が子宮頸がん(ガーダシル®︎)のワクチン接種しました。娘がワクチンを接種したので子宮頸がんのワクチンを話題にしてみたいと思います。

副反応について

副反応の報告が相次いだため定期接種ではありますが積極的に推奨しないという予防接種になっています。パッチリ二重本人にワクチン接種について相談したところ、「受けるに決まっている。何故なら痛みの副反応が出ても子宮頸がんで死ぬよりマシだから」だそうです。娘は得られるメリットと受けることによるデメリットのバランスを理解してくれているようです。新型コロナのワクチンも同様ですがワクチンの副反応はゼロにはできません。得られるメリットと起こり得る副反応とその確率のバランスを考えて接種するかどうか考えられると良いと思います。

娘は注射を刺す痛みはインフルエンザワクチンよりは痛かったそうですが、ちょっとしたら治ったそうです。新型コロナワクチンとは異なり、その後は全く痛みがなかったそうです。(新型コロナワクチンは翌日結構痛かったそうです)

定期接種について

高校1年生の場合、公費負担で無料で合計3回接種(初回、2ヶ月後、6ヶ月後)するには3月までに3回接種を完了する必要があるため、通常は9月中に接種を開始する必要があります。そのため慌てて9月中に接種しました。

9月中であれば標準な接種間隔で3月までに3回の接種が終わりますが、9月中に接種することが難しい場合も接種間隔を調整することで高校1年生の方も10月に接種を開始しても何とか3月までに3回目の接種を終えることができます。詳しくは以下の引用内容をご覧ください。

接種間隔

1年以内に3回の接種を終了することが望ましいです。なお、本罪の2回目及び3回目の接種が初回接種の1ヶ月後及び6ヶ月後にできない場合、2回目接種は初回接種から少なくとも1ヵ月以上、3回目接種は2回目接種から少なくとも3ヶ月以上間隔を置いて実施してください。

ガーダシル製品基本Q&A|MSD connect

「令和年度子供の定期予防接種|呉市」にも同様の記載があります。

高校1年生の子宮頸がんのワクチン接種の公費負担はまだ間に合います。橋本クリニックでも接種を行なっておりますので、お電話でご予約の上ご来院ください。

ブログネーム・目力(次女、中2年生)は見合わせた理由

目力(めちから)は中学2年生のため定期接種の対象なのでパッチリ二重と一緒に接種することも検討したのですが、今回は見合わせました。その理由は9種類のパピローマウイルスに対する予防効果が期待出来る新しいワクチン(シルガード9®︎)が公費負担になる僅かな可能性を待っているからです。確かなことはまだわからないそうですが、シルガード9®︎は2年間の全例追跡調査をするので少なくとも調査期間の2年間は公費負担の対象にならないのではないかという見込みのようです。目力(めちから)の接種を急ぐ必要はないと思いますので、高校1年生までは待つことにしました。高校1年生時点で接種するワクチンを決めたいと思います。

子宮頸がんワクチンの接種について

橋本クリニックでは子宮頸がんのワクチン接種を行なっています。娘達にも接種させる予定ですし、男の子であるブログネーム・元気(長男、幼稚園年長)もお年頃になれば本人と相談の上ですが接種させようと考えています。

子宮頸がんを発症してしまった方の話を聞くと昔からワクチンがあれば防げたかもしれないのに…と思ってしまいます。ワクチンがなかった時代には仕方がありませんが、現在では子宮頸がんを引き起こす可能性の高いウィルスの感染をワクチンによって予防できる選択肢があります。

ワクチンは得られるメリットと起こり得るデメリットのバランスを考えるとメリットの方が遥かに大きいと私は考えるからです。もしこの考え方に賛同頂けるのであれば接種をご検討ください。