新型コロナワクチンの2回目を接種して1週間が経過しました。
気づいたことを書いておきます。
痛みについて
まず私は1回目よりも痛みの副作用は少なくて済みました。というのも1回目は接種した左腕が痛く、腕をあげて水平にするのが困難でした。接種後2時間から痛みが生じ、ジンジン痛みがあってやや不快でした。
今回は水平よりも上にあげることができました。ジンジンするような痛みもほとんどありませんでした。
当院のスタッフ6人全員受けてくれましたが、5人は前回よりも痛みは軽かったそうですが、1人は前回よりも痛かったそうです。
免疫の仕組みからすると2回目の方が痛くなる可能性が高いと考えていたので意外でした。
私を含め当院のスタッフは2回目の方が痛みが軽かったようですが、2回目の方が痛くなる可能性があるので可能であれば接種翌日は仕事はお休みの方が良いのかもしれません。
発熱について
私は平熱36.1度前後ですが、接種翌日少し体が熱い感じがしたので熱を測ってみると36.6度でした。平熱より0.5度ほど高くなった印象です。
若干熱っぽい感覚はありましたがしんどいというほどではありませんでした。
翌日は火曜日だったので午前中で仕事が終わり、昼から家でテレビをみていたところいつの間にか寝てしまっていました。もしかしたら免疫反応が起こって眠気を誘ったのかもしれません。
スタッフの多くは発熱全くなしか0.5度〜1度の発熱で済みましたが、一人だけ38.5度の発熱を認めました。かなり負担が大きかったようです。幸い手持ちでカロナール®️を持っていたのでカロナールでなんとかやり過ごしたそうです。
(ゆめタウン呉は職員通用口からの入店時全員体温チェックをしているのですが、ワクチン2回目接種後一定割合で発熱の副作用を認めると聞いていたので、誰か入店できないのではないかと心配していました。幸い有給でお休みのスタッフの発熱だったため入店を止められることはありませんでした)
当院では患者さんの比較的少ない火曜日に有給休暇を取ってもらうことが多いのですが、偶然発熱のあったスタッフがお休みにしてあってよかったです。本人曰くとても働ける状態ではなかったそうです。
当院のスタッフは全員同じ日程で接種を受けてしまったのですが、日程をずらして接種を受けるべきだったかもしれません。というのも明らかな発熱のあったスタッフが偶然一人だけで済みましたが、何人も発熱していたら診療を続けることが難しかったかもしれないからです。
ネットでは夫婦で同じ日に接種するのは避ける方が良さそうという書き込みを見かけることもありましたが、その通りだと思います。特に小さいお子さんが居られるご家庭では別の日の接種にしておくほうが良いと私は思います。何故なら一人が発熱して体調が悪くて動けなくても、配偶者の方が動けると何かと助かるからです。
理想的には休みの前日の接種が望ましいのではないかと思います。特に2回目は休みの前日の接種が望ましいと思います(橋本クリニックでは火曜日は午前中のみの診察で、スタッフの2人は有給取得予定のため月曜日の接種にしました。万が一副作用が酷い場合は有給取得を交代してもらおうと考えていました。)
睡眠について
「新型コロナワクチン接種後気をつけること 睡眠について」に書きましたが、B型肝炎の接種後1週間の睡眠時間によってワクチンの効果に違いが出るようです。新型コロナワクチンと睡眠の関係に関する論文は見たことはありませんが、特定の抗原に対する免疫反応を利用するワクチンの仕組みは同じなので、睡眠時間によって新型コロナワクチンの効果に違いが出る可能性があると私は考えています。
頑張って7時間眠るようにしました。ギリギリ7時間眠ることができました。
(若い頃はいくらでも寝ることができたのですが・・・。ある程度で目覚めますね。それでも7時間眠ることができたので何よりです)
ちなみに千葉大学医学部附属病院のニュースリリースによると睡眠と新型コロナワクチンの抗体量との関連の報告は残念ながらありませんが、飲酒をしているとワクチンの効果が出にくい(抗体量が少ない傾向がある)という報告がありました。飲酒をすると睡眠時間が伸びる傾向はあるのですが、恐らく睡眠の質が悪くなる結果時間が延びるようです。(私も寝付けないから寝酒にお酒を飲んでいた時は長く寝ようとしていましたが、眠くて朝起きれないことが多かったです。お酒を飲まなくなった今の方がスッキリ目覚めることができます)ワクチン接種後は睡眠の質を悪化させるアルコールや、眠気を誘う疲労物質を遮断してしまうカフェインの摂取も避ける方が良さそうです。
ワクチン接種後のマスクについて
欧米ではワクチン接種後屋外ではマスクの着用の必要がないことが報道されています。ワクチンの接種を受けると予防効果は97%程度あるらしいので、新型コロナウイルスの感染の可能性が0ではないものの、感染する可能性は低くなります。本来マスクの働きは万が一自分が感染していた場合に、他人にうつさないためのもので、マスク自体で自分に対する感染予防効果は期待できません(参考:マスクをする本当の意味 マスクは誰のため?)。自分自身の感染の可能性は低いため必ずしもマスクをする必要はなくなると私は考えています。
そのため国民の大半の方がワクチンを接種して市中での感染の可能性が極めて低くなれば、風邪症状のある人以外マスクの着用の必要はなくなると私も思います。ただワクチンを接種しても感染の可能性を0にはできませんし、今のところワクチンを接種している人がまだ少ないので、一般的にマスクが必要なくなるのはもう少し先のことです。
ワクチン接種後のマスクの意味は、マスクをしていないことで周囲の人を不安にさせないためにマスクをするべきだと私は考えています。ワクチンを接種していれば実質自分が感染している可能性は低くなるので、自然と人にうつさないためのマスクは必要なくなるように思います。しかしマスクをしていない人がワクチンを接種しているかどうか見た目でわかるわけではない(ワクチン接種済み証明書をぶら下げて歩いているわけではないため)ため、マスクをしていないことを不安に思う方も多いと思います。
本来のマスクの意味は自分が感染者だった場合に備えて、他人にうつさないためにするものでした。ワクチン接種後のマスクの意味は、他人に不安を与えないためにするものだと思います。周囲の方達のためにマスクをする生活。もう少し続きそうですね。
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