4月の帯状疱疹の患者さんが多かったです。

広島ブログ

2020/5/2に記載した「帯状疱疹の患者さんが増えています。」に書きましたが何故か今年4月に帯状疱疹の患者さんが多くこられていました(帯状疱疹の説明は当院ホームページ:痛みのある湿疹(帯状疱疹:Herpes Zoster)をご参照ください)。
多い日には4人もお越しになられたためどれだけ多いかと思って集計してみました。
偶然同じ日に集中したこともあり凄く多い(月20~30人?)印象でしたが、思ったほどは多くはありませんでした。
ただグラフにしてみると確かに増えていることがわかったので掲載してみます。
理由はわかりませんが、新型コロナウイルスが何らかの影響を与えた可能性が考えられます。
(呉市では新型コロナウイルスは流行ってはいないため、恐らく感染そのものの影響よりは新型コロナウイルスによるストレスによる影響ではないかと私は考えています)

帯状疱疹月別推移

10年間の月別推移をグラフにしてみました。
グラフが多くなって見にくいですが、2020年の4月が突出していることがわかります。
(なぜか2019年の8月にも突出したところがあります)

少しわかりやすくするために5年分のデータでグラフを作ってみました。
やはり突出しています。

月別のグラフにしてみました。
グラフにしてみると、4月の患者さんは例年少なく0人のこともありました。
その中で10人は突出しています。

2020年4月の帯状疱疹の多かった理由

先に書くと理由はわかりません。
偶然帯状疱疹の方が当院を選んでいただいただけなのかもしれません。
もしかしたら第2・4日曜日も診療していることで、ネット検索したときに目について当院を選んでいただいたのかもしれません。
つまり偶然多くなっただけという可能性です。

もう一つの可能性は、仮説の域を出ませんが新型コロナウイルスによる影響です。
呉市では感染が確認された方がお一人おられただけで、広島県内でもそれほど流行ってはいないため、新型コロナウイルスに感染した影響は考えにくいと思います。
それでも関係があるとすれば、新型コロナウイルスによるストレスの影響です。
テレビをつければ新型コロナウイルスのことばかり報道されています。しかも感染が拡大し都会では医療崩壊寸前という報道も多く、少なからぬストレスを感じた可能性が考えられます。
マスク一つとっても影響を受けていない人は恐らくいないと思います。子供さんがおられる方は登校できないので間違いなく全員が影響を受けていますし、通勤している方も在宅勤務になったり、恐る恐る電車やバスに乗って通勤している人もおられると思います。
ましてや商売をされている方は皆さんが自粛されている影響でお客さんが来られず、存続の危機という意味で大きなストレスを感じられているのではかいかと思います。

実際にストレスで帯状疱疹が増えるかどうかはわかりませんが、偶然ではないとするとストレスではないかと考えています。

5月の集計はまだできていませんが、それほど多くはなかった印象です。
ゴールデンウィーク前後で全国的に感染が落ち着いてきたことも影響があるのではないかと私は考えています。

橋本クリニックだけでは偶然の可能性が排除できないため、3月4月に帯状疱疹の治療薬が多く処方されているという集計結果が出れば何らかの意味があることがわかるので面白いですね。
今度メーカーさんに聞いてみたいと思います。

(帯状疱疹の説明は当院ホームページ:痛みのある湿疹(帯状疱疹:Herpes Zoster)をご参照ください)。

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