2020年のインフルエンザワクチンについて、厚生労働省から65才以上の方を10月1日より優先接種するように以下の通達が出されたようですが、実際の運営方針など詳細がまだクリニックに届いていないため現時点では方針を決めるのが難しいのが現実です。というのも、9月から接種してはいけないのか?10月1日より65才未満の方は接種してはいけないのか?それとも以下の画像のように接種時期のご協力のお願いだからワクチンが豊富にあれば接種してもよいのか?全くわかりません。
厚生労働省、季節性インフルエンザワクチン接種時期ご協力のお願いより
というのも呉市では65才以上のインフルエンザワクチンの助成が例年10月中旬となっています。中旬まで待つ必要があるのか、10月1日より接種できるように助成期間が前倒しされるのか不透明です。 傍線で消した部分を書いて一時保存していましたが、呉市政だより(令和2年10月12ページ右上)によると今年は10月1日から65才以上の方の公費負担での接種ができるようです。まだクリニックに通達が届いていませんが、呉市政だよりに記載があるので65才以上の方が公費負担(自己負担1000円)で10月1日から接種できるのは間違いなさそうです。
当院では今年接種予定の半分の400人分のインフルエンザワクチンが9月中に届く予定のため、年齢制限を設ける必要がなさそう(昨年は10月に接種された方は約200人でした)なのですが、最終的に不足する可能性があるから接種を優先するということになるのでしょうか?そのあたりのことが全くわかりません。
例年11月に患者さんが殺到してしまうため、接種してもよいものであれば少しでも早くできれば9月末からワクチンが届き次第接種を開始したいとも考えていますが、混乱を招く可能性があるため10月1日から接種を開始するか、届き次第接種を開始するか検討中です。(まだワクチンの届く日も決まっていませんし)
遅くとも10月1日からインフルエンザワクチンの接種を開始します。
10月1日から65才以上の方を中心に接種するとしても、例年11月に接種される方が多いため、どれだけの65才以上の方が10月初旬に接種していただけるかわかりません。
65才以上の方を優先というお願いが出たため、65才未満の方が控えていて、65才以上の方もまだ早いと考えられると11月に殺到してしまう可能性が考えられます。密を避けるためには65才以上の方に限らず希望者から接種を開始する方がよさそうですが、今年のインフルエンザワクチンの接種の指針が届き次第検討したいと思います。(新型インフルエンザワクチンの時のように優先順位の強い縛りはないと思うのですが・・・。当時優先ではない家族にワクチンを接種してしまった医者が責められた覚えがあります)
インフルエンザワクチンのネット予約の受付は近いうちに設定しようと思いますが、密を避けるために土日の予約枠はかなり制限する必要があると考えています。1日あたりどのくらいの予約枠を設定するか検討中です。
今年のインフルエンザワクチンは不足しそうです。
今年のインフルエンザワクチンは不足しそうです。その根拠はインフルエンザに罹患して新型コロナウイルス感染症と疑われないように、例年接種していない方の接種が予想されるからです。また自治体によっては小学生以下の接種無料化など公費負担の年齢が本来の65才以上の枠をこえて広がっているので例年接種しない人の接種も見込まれます。インフルエンザワクチンの供給量が日本人全人口の3分の1程度の量なので、それ以上の方が接種を希望されると不足不足してしまいます。例年最終的にはインフルエンザワクチンは残っていますが今年はどうなるかわかりません。接種を検討されておられる方はお早めに接種される方が良さそうです。特に2回接種する必要のあるお子さんの1回目は早く接種される方が良いと思います(国は10月26日以後に接種するようにお願いしています)
10月1日から年齢制限なく予約を受けてよいものか、10月1日以前にワクチンを接種してもよいのか詳細がわまりましたら、インフルエンザワクチンのホームページに記載し、改めてブログ記事にしたいと思います。
追記)新型コロナ時代のインフルエンザワクチンの意味を掲載しました。
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