もしかしたら水痘(水疱瘡)が流行っているのかもしれません…

ワクチン接種が当たり前になる前は、誰でも必ずかかっていた水痘(水疱瘡)ですが、ワクチンが広まったおかげで最近ではほとんど見かけることがなくなりました(小児科を受診されているのかもしれませんが…)

そんな中タイトルに「もしかしたら水痘(水疱瘡)が流行っているのかもしれません…」なんて書いたのは、今日お2人別々に水痘(水疱瘡)の患者さんが来られたからです。

見た目からは明らかですが、ワクチンも接種されているため水痘(水疱瘡)ですねと言ってもなかなかご理解頂けませんでした(後でその理由はわかるのですが…)

念のため検査をしてみることにしました。小さい水疱を破って検査してみました。結果は陰性でしたが、見た目からはやはり水痘(水疱瘡)の可能性が高いため、再検査してみました。結果は陽性…。水痘(水疱瘡)でした。

薄いですがTのところに線が出ています。

水痘(水疱瘡)を受け入れたくなかった理由は明後日運動会だそうです。何とか出してあげたいので水痘(水疱瘡)ではなければ良いなとの思いからでした。運動会に出られないとわかった患者さんは泣き出してしまいまひた(><)。病気が悪いのであって、誰も悪くは無いのですが、思わず「ゴメンね」と言ってしまいました…。

その後も似たような皮疹で来られた患者さんがおられました。やはり水痘(水疱瘡)のようです。

同じ呉市内在住ではありますが、全く違う学校のお子さんでした。偶然かもしれませんが、もしかしたら流行っているのかもしれません。マスクを外しだしたことが影響していないといいですね。

ちなみに水痘(水疱瘡)は一度罹患すると2回目はうつりません。むしろ水痘(水疱瘡)のウイルスを吸い込むと、同じウイルスの再活性化により発症する帯状疱疹にかかりにくいのではないかと言われています。ワクチンが広まることで水痘(水疱瘡)の患者さんが減った反面、帯状疱疹は増えつつあるようです。

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