私はステイホームを要請するのは間違っていると思います。何故ならやりすぎだからです。短時間なら頑張れますが、長期間やり過ぎていることを継続するのは無理だからです。去年はステイホームで人出が減っても今年は減らないのは、ステイホームの呼びかけの反動ではないかと思います。
そんな話を書いてみます。
ステイホームとはいうけれど…
家から出ずに家にいるというステイホームが叫ばれていますが、少なくとも私は間違っていると思います。確かに家から出なければ感染はしないと思います。確かにそうでしょう。しかし家から出ないことを続けていればストレスが溜まっていきます。ステイホームの期間が長ければ長くなるほどストレスがどんどん溜まってしまいます。その溜まったストレスに耐えきれなくなったとき、多くの人はやってられない、もうどうにでもなれと思ってしまいます。短期間であればステイホームは可能だと思いますが、長期間あるいは繰り返しのステイホームを持続し続けることは現実的ではありません。
ステイホームが難しい理由
ステイホームが難しい理由。一言で言えばステイホームしていては生活できないからです。不要不急の外出を避けると言う意味ですが、食料品や生活用品の買い物には出なければいけません。不要不急の外出を避けるのであってそれをステイホームと言う言葉で言うと、結局「出来る限りステイホームになってしまいます」。
確かに家にいれば人から人に感染する新型コロナウィルスは、感染しないとは思います。しかしみんなが家から出ることなく持続して生活することなど不可能です。少なくとも食料や日用品などを手に入れるためにいつかは外へ出なければなりません。食料や日用品はネットスーパーなどで購入することは出来ますが、全てを家にいながら手に入れることは不可能です。
もう一つステイホームが難しい理由は、家の中にばかりいるとストレスが溜まるからです。つまり外に出られないことが嫌なのです。ステイホームという嫌なことを無理に強いるので長く続けられないのではないでしょうか?
ステイホームという継続が無理な大袈裟なスローガンを掲げて旗を振るよりも、現実的な対策をみんなに広める方が得策ではないでしょうか。
ステイホームはやり過ぎ…
ステイホームが叫ばれていますが、その目的を考えてみます。ステイホームの本来の目的は新型コロナウィルスの感染拡大防止です。新型コロナウイルスの感染拡大防止を目的とするのであれば、ステイホームはやり過ぎだと思います。何故なら新型コロナウイルスの感染予防を目的とするのであれば、人に会わなければ良いだけなのに、家から出ないという大袈裟な声かけになっているからです。外出しても誰にも会わず何も触らなければ、理論上は感染しないはずです。つまり外出で感染する訳ではなく、外出しても感染しない・あるいは感染しにくい外出の仕方があるはずなのに、その事に触れずステイホームを提案するのはやり過ぎに思います。ステイホームを苦もなく出来る方は問題ありませんが、多くの方がストレスを感じていることと思います。ストレスを感じることを無理に続けるには限度があります。国民の多くが既に限度を超えてしまっているように思います。
ステイホームはやりすぎだと私は考えていますが、身近な例に置き換えて考えてみます。例えば「交通事故を避けるために外出を禁止する」となった場合やり過ぎなことはすぐにわかります。交通事故は多くの場合何らかの交通ルールの逸脱(交通違反)が元になっていることが多いはずです。だから交通事故を避けるためには、「外出を禁止する」のではなく、「交通ルールの遵守」が提案されるのではないでしょうか?交通事故を減らすためには、交通ルールの順守と、交通違反の取り締まり強化が現実的な対策ではないでしょうか?交通事故を減らす目的で、決して外出の禁止は打ち出さないと思います。
新型コロナウィルスに関してはまだまだわからないことが多いので、大げさな対策をとってしまったのかもしれません。「交通事故を避けるために外出を禁止する」のがやり過ぎなように、「新型コロナウィルスの感染拡大を防止するために、ステイホームする」のもやり過ぎだと理解してほしいです。
都会では人に会わない外出が難しいからステイホームにしたのかもしれませんが、少なくとも呉のような田舎では人に会わない外出はいくらでもできます。物事の本質を突き詰めて伝えないと誤解の元になります。建前はステイホームだけどステイホームなんて無理だから外出しても仕方ないよね。ステイホームしなければ感染拡大が防止できないという誤ったメッセージになってしまいます。
ステイホームという大袈裟な感染対策を打ち出していると、耐えきれなくなった方たちがどうでも良くなって出歩くようになってしまうからです。
人に会わないように外出しましょう
私が政府関係者あるいは行政に携わる立場なら「ステイホーム」よりも「人に会わないでください」とアナウンスします。英語で言うなら「ドントミート」です。何故なら新型コロナウィルスは感染した人からの飛沫を吸い込んで感染するからです。飛沫を吸い込まなければ感染しないため、人に会わないことが一番の対策になると私は思います。
確かに感染した人が触った物を介して感染する接触感染の可能性は否定できませんが、この物を介しての感染に関しては、物に触れる前後で消毒することで予防可能と考えられます。直接会わなければ物を媒介して感染するリスクは低いと思います。
少なくとも人と会わなければ、飛沫を吸い込むことはあり得ません。
私の考える新型コロナウィルスの感染対策は、とにかく人に会わないことです。外に出たからといって人に会わなければうつらないのではないでしょうか。つまりステイホームはやりすぎで、外に出てもよいから「人に会わないように外出しましょう」がより現実的な最適解ではないでしょうか?
ステイホームできる方はステイホームを継続していただくとして、もしステイホームに疲れて外出に我慢できなくなったら、「人に会わないように外出しましょう」。
外に出たからといって人に会わなければうつらないと私は思います。ステイホームはやりすぎで、外に出てもよいから「人に会わないようにしましょう」がより現実的な最適解ではないでしょうか?
もう一つ付け加えるならマスクを外す場所は避けるようにしましょう。具体的には飲食店や銭湯などです。人のいない時間に訪れるようにするか、飲食店であれば持ち帰りを利用しましょう。
ちなみに我が家は人に会わないように、人のいない川や海に外出しています(参考:今日は午後からお休み、幼稚園年長の長男の要望で魚釣り)。
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