インフルエンザワクチンについて

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例年橋本クリニックではインフルエンザワクチンの接種を行っています。
今年も接種する予定です。現在9月末にはワクチンが入荷する見込みなので、早ければ9月末、遅くとも10月1日からは接種を開始する予定です。
橋本クリニックでは特に13歳未満のお子さんの早期の接種をお勧めしています。
65歳以上の方は定期接種のため公費負担の日程がありますので、定期接種の期間(例年10月中旬~翌年1月末2020年10月1日~2021年1月31日に決まりました)までお待ちください。

例年よりも多くインフルエンザワクチンの確保をしておりますが、全国的に不足する可能性が指摘されています。というのもインフルエンザワクチンの供給量は例年よりもむしろ多いのですが、インフルエンザが新型コロナと症状が似ていることもあり厚生労働省よりインフルエンザワクチンの接種が推奨されているからです。いつもならインフルエンザワクチンの接種をしていない人たちも接種をすることが予想されるため不足する可能性が指摘されています。

インフルエンザワクチンは接種完了(大人なら1回、13歳未満は2回)後2週間~5か月の間効果が期待できます。
2回の接種が必要な13歳未満のお子さんの場合、1回目はできるだけ早めの接種をお勧めしています。何故なら2回目の接種は2週間後から行うことはできますが、獲得できる免疫(ワクチンの効果)の仕組みからすると4週間ほど間をあける方がより高い効果が期待できるからです。そのため1回目を10月初旬、2回目を11月初旬に行うと、11月中旬から効果が期待でき、4月中旬まで効果が持続することが期待できるからです。(1回目は9月末に接種を行い2回目を11月初旬の接種でもよいと私は思います)
大人の場合は1回で完了しますので、10月1日に接種した場合10月中旬から予防効果が期待でき3月中旬まで効果が持続する見込みです。4月初旬にもB型インフルエンザが流行ることがあるので少し早いかもしれません。

もうひとつ早くワクチンを接種する理由は、多くの方が接種を希望される11月末はどうしても院内が密になる可能性があることです。
人よりも早く接種をすることで密を避けることが出来ることです。

例年11月はワクチンの希望が多くなりますので、今年は密を避けるため土日のワクチン接種人数をかなり制限する可能性があります。その意味でも早め(10月下旬まで)の接種をお勧めいたします。

当院でのワクチンは
当院の受診歴のない方:4000円
当院の受診歴のある方:3500円
当日皮膚科の診療を受けられた方は、3500円で接種可能です。

インフルエンザワクチンと新型コロナについて

ある報告では現在冬の南半球のブラジルでインフルエンザワクチンを接種した方はワクチンを接種していない方と比較して17%死亡率が下がったという報告があります(参考:Withコロナ時代に迎えるインフルエンザシーズンはどうなる?
機序はわかりませんが、インフルエンザワクチンを接種することで総合的な免疫力が高まり、結果として新型コロナウイルスに対する免疫力も高めてくれるのかもしれません。
論文はこちらです。

報告が一つなので本当にインフルエンザワクチンが新型コロナに影響があるのかわかりませんが、少なくともインフルエンザの予防効果は期待出来ると思います。おまけで新型コロナも予防出来るかもしれない程度にお考えください。

65歳以上のご高齢の方は公費負担もあり1000円で接種出来るので、例年はインフルエンザワクチンの接種されていない方も接種されることをお勧め致します。
(参考:新型コロナ時代のインフルエンザワクチンの意味

 

 

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