マスクを着用しても予防効果はない
インフルエンザや今話題の新型コロナウイルス感染を予防するためにマスクをすることが推奨されています。その影響でマスクが不足する事態に陥っています。
もしかしたら多くの方が自分のためにマスクをされているかもしれませんが、実はマスクをするのは自分のためではありません。そのことを書いてみたいと思います。
結論を一言でいえば、マスクをしても自分自身に対する感染予防効果はありません。何故ならマスクの網目は5㎛ですが、ウイルスの大きさは0.1㎛のためマスクの網目でウイルスをとらえることはできないからです。。
ましてや横に隙間があるため、隙間から吸い込んだ空気は素通りだからです。
そのため予防目的にマスクをすることは無意味だと思います。でも私は今診察時にはマスクをするようにしています。一見矛盾しているようですが、マスクをする本当の意味を知ると、私がマスクをすることに合理性があることがお分かりいただけると思います。
マスクをする意味
ではマスクをすることは無意味なのでしょうか?
厚生労働省は無意味なマスク着用を提案しているのでしょうか?
マスクを着用する意味は、感染を広げないためです。この動画を見ていただけるとわかってもらえると思いますが、マスク着用は飛沫防止に効果的です。
自分のためにマスクを着用するのではなく、万が一自分が感染した場合に備え、周囲の人たちに感染させないために着用するのです。残念ながら現時点の状況では、新型コロナウイルスにだれがいつ感染してもおかしくはありません。
私もいつの間にか感染しているかもしれないので、知らない間に人に移さないために念のためにマスクを着用しています。
マスクは誰のためにする?
一般的にマスクは自分のためにしがちです。そのため感染予防に敏感な方を中心にマスク着用が広まりました。しかし感染予防に興味のない方や、私のように感染予防に効果がないことを知っている人はマスクをしない傾向がありました。いわば少し怖がりな方(勿論悪い意味ではありません)が着用するものであり、怖くない方は着用しませんでした。マスクを着用することをお願いしても、自分は感染しても良いからマスクをしないといわれてしまえばそれ以上お願いすることは難しいと思います。
マスクは誰のためにするのでしょうか?
一言でいえば、周りの上記の理由で周りの人達のためにマスクを着用するのです。自分が感染してしまった場合に備えて、マスクを着用し周囲に感染を広げないためにするようにしましょう。咳やくしゃみが出る人がマスクを着用すべきなのは当然ですが、症状がない人も不顕性感染(感染しても症状がでない状態のこと)の可能性があるため、外に出る場合はみんながマスクを着用する方がよさそうです。
周りの人たちのためにマスクを着用するという考え方が広まれば更に着用する人が増え、集団としての予防効果が高まるのではないかと思います。マスクを着けていない方がいつ感染するかわからないため、いつの間にか感染して周りの人たちにうつさないように念のために着用してくださいとお願いすることはできると思いますし、同意も得やすいと思います。
もし周りにマスクを着用していない方がおられたら、周りの人たちのためにマスクを着用するという考え方を伝えてあげてみてください。
マスクは予防効果がないらしい?|Dbox(ディスカバリーチャンネル)
ディスカバリーチャンネルが面白い動画を用意してくれています。
よかったらこちらもみてください。
https://youtu.be/o3PwzXvuzO4
一日でも早く自体が落ち着くことを祈っています。
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