2つの『意味』での「最後のセンター試験」

昨日・今日と全国各地で最後のセンター試験が行われています。
最後のセンター試験というのは、来年から新しい試験制度に刷新されるからです。私にとっては「最後のセンター試験」には二つの意味がありますのでそのことを書いてみます。

最後のセンター試験と聞くと感慨深いものがあります。というのも最初のセンター試験を受けたのが1971年4月~1972年3月生まれの私たちの学年だったからです。
初めての試験ですから過去問がないため、共通一次の過去問を利用して勉強していました。
高校3年生で受けた模擬試験も共通一次を参考にして作られているため、今考えれば問題レベルも難しかった、かすかな記憶があります。

初めて受けたセンター試験は共通一次試験の過去問とは問題の傾向がガラッと変わり、共通一次試験と比べると基本的な問題が多く出題されていました。当時現役生だった私は模擬試験の点数から数十点アップとなって舞い上がったことを覚えています。(結局その結果に勘違いしてしまいあまり真剣に勉強せず、二次試験で医学部には合格できず予備校に行くことになりましたが・・・)
そのセンター試験の結果のおかげで、ある予備校に優遇して入学させてもらえたので助かりました。
(センター試験の自己採点という自己申告で優遇してくれるのは驚きました)
その予備校で先輩に聞いたところ(予備校から大学に入った先輩たちが予備校に教えにきてくれていたので教えてもらえました)、センター試験で現役の時の共通一次試験の点数よりも点が下がって愕然としたといわれていました。傾向が変わったため、躊躇ったといわれていました。
恐らく今年浪人する人たちも来年の新しい試験には躊躇うことになるでしょう。その分浪人を嫌がる偏差値が高い受験生が安全志向で比較的偏差値の低い進学先を選ぶため、もともとの偏差値では合格が難しくなってしまうところもあるようです。いずれにしても最後のセンター試験になる今年の受験生は大変そうです。

受験生の皆さん、頑張ってください

もう一つの意味の「最後のセンター試験」

2年浪人した私は現役、一浪、二浪と3回センター試験を受けました。

もう一つの意味の「最後のセンター試験」とは二浪の時受けた、私にとっての「最後のセンター試験」のことです。
実は3回受けたセンター試験で一番できが悪かったのが二浪目のセンター試験でした。正直結果には愕然としました。現役、一浪と比較すると二浪の方がセンター試験対策をしたつもりだったのですが、結果は一番悪かったのですから目の前は真っ暗になりました。
何しろ自分が目指していた点数よりも800点満点で、70点ほど悪かったのですからほぼ1割足らなかったことになります。何しろ志望校のボーダーラインに全く足りません・・・。
今考えれば勉強の仕方も悪かったですし、問題の解き方も点数が取れる解き方・考え方ではなかったので現役・一浪の点ができすぎだっただけですが、当時は全くわからず混乱してしまっていました。

私にとっての最後のセンター試験後が大変です。
二浪していますし、実は一浪目にある大学の工学部に入学し休学して二浪に突入していたので、二浪で医学部に入れなければ諦めて工学部に進学するつもりでした。(医学部を諦めきれず、意欲があれば大学に通学し、卒業してから再度医学部に進学することも検討してはいましたが・・・)。
ボーダーには足りませんでしたが、前期は家から通うことのできる広大を受けることは決めていました。二次試験で挽回するつもりでした。
最後の医学部受験となるため、少しでも医学部に受かる確率の高い方法を模索しました。当時はB日程という日程があったので、その中で確率が高いところを探しました。前期日程で受かるとB日程の合格はありませんが、A日程の大学と同時に受けると同時合格ができる仕組みでした。前期日程で落ちても、B日程での合格ができる仕組みでした。
全国の医学部で検索しました。当時は今のような検索システムがないので、予備校の発表するボーダーラインと配点を募集要項で確認して自分の手で検索しました。そこで見つけたのが結果的に進学先となる三重大学でした。予備校の一つ上の先輩が三重大に進学していたのも意識するきっかけになりました。
英数国理社がすべて100点の配点となりました。もともとは200点の配点のある英語、数学、国語も100点となるのです。英語と国語の点が低かった私としては願ったりです。社会と理科の点が良かったこともあり、なんとほぼボーダーをだったのです。失敗したセンターが帳消しになるという奇跡的な配点でした。
(大学に入ってから、センター試験で英語、国語で失敗した人たちが全国から集まったことがよくわかりました)
しかも過去問を見てみると、奇をてらったような問題もなく解きやすかったので何よりでした。

とはいえ第一志望は広大でした。二次試験ができれば十分合格するはずでしたが・・・。
結果は三重大学に進学することになりました。
二浪目のセンター試験が目標通りできていれば、N大学と広大後期を受けるつもりだったので三重大学は選択肢にならなかったと思います。
その意味で私にとっての「最後のセンター試験」は私の人生を変えた試験と言っても過言ではないかもしれません。
色々なことがありましたが、私にとっての「最後のセンター試験」のおかげでたくさんの出会いが生まれ、今の自分があると思うと運命の試験だったのかもしれません。
受けた当時は予想外の点数で最悪の試験でしたが、結果的に医師になるきっかけになったので最高の試験でもありました。後々にならないと人生においての意味なんてわからないですね。

そろそろ試験が終わるころだと思いますが、何十年もあとで運命の試験だったと振り返る受験生がいるかもしれませんね。
センター試験は進路を決定づける可能性を秘めた試験ではありますが、まだ旅の途中です。多くの方がセンター試験だけでは大学に進学できません。
逆に言えば挽回のチャンスも残されています。

大学へ入学するための試験は始まったばかりです。
センター試験に成功した人は慢心せず、センター試験に失敗人は挽回を信じて「約束の地」を目指して、受験生の皆さん頑張ってください!

 

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