AGAとはAndrogenetic Alopeciaの略で、日本語で言えば男性型脱毛症のことです。
AGAは男性なら誰でも起こる脱毛症ですが、20代で髪の毛が少なくなることもあれば、70代でもフサフサの人もあります。その違いがわかってきました。一言でいえば5α還元酵素という酵素の働き方の違いでした。5α還元酵素がよく働いてしまうと髪の毛が抜けてしまうようです。5α還元酵素の働きを阻害すると髪の毛が生えてきます。
AGA(男性型脱毛症)の病院での治療には大きく分けて二つあります。(いずれも健康保険の適応のない自費診療です)
一つはフィナステリド(先発品名:プロペシア)、もう一つはデュタステリド(先発品名:アボルブ、ザガーロ)です。(初診料:2000円、薬剤費フィナステリド28日分5500円、デュタステリド30日分7700円)
詳しくはAGA(男性型脱毛症)のページに譲りますが、簡単に書けばフィナステリドは原因となる5α還元酵素の2型だけを阻害し、デュタステリドは1型・2型の両方を阻害します。つまり効果が高いのがデュタステリドで、フィナステリドはそれなりに効果があります。
今回は2型5α還元酵素のみ阻害するフィナステリドの著効例です。
フィナステリド内服開始前の写真です。
フィナステリド1mg1日1錠内服12ヶ月後
フィナステリド1mg1日1錠内服23ヶ月後
フィナステリド1mg1日1錠内服36ヶ月後
フィナステリド1mg1日1錠内服48ヶ月後
フィナステリド1mg1日1錠内服57ヵ月後
この方はフィナステリドの著効例なので、全員がここまでの効果が期待できるわけではありませんが、高い方のデュタステリドにしなくてもフィナステリドでこれだけの効果が出ることがあります。
AGA(男性型脱毛症)の治療についてはこちらをご覧ください。
AGA(男性型脱毛症)の治療についてよくある質問についてはこちらをご覧ください。
デュタステリドの著効例はこちらをご覧ください。