先日海響館(市立しものせき水族館)に行ってきました。
タイトルにも書きましたが、フグ(河豚)水族館!?といってもよいくらいフグ(河豚)の展示が多い水族館でした。
久しぶりにいったのですが、改めてみてみるとフグが多いことに驚きました。
調べてみると100種類以上のフグが展示されているそうです(参考:ウィキペディア)
体表にフグ毒の分泌腺があるのは知りませんでした。魚は味覚でフグ毒を感じることが出来るんですね。人間にはその味覚がないので食べてしまうのですが、魚はフグ毒に気づくので吐き出すそうです。確かに他の魚も食べると死んでしまうけど、身に毒があって何の意味があるのだろうと考えていました。体表にフグ毒を出すので他の魚が食べようと思って口に入れるとフグ毒を感じて吐き出すようです。理にかなっていますね。納得です。
更にフグは匂いでフグ毒を含むプランクトンや餌をかぎ分けて、フグ毒を含む餌を好んで食べるようです。それを体内で濃縮しているんですね。
(ちなみにフグ毒を含まない餌だけで育てるとフグ毒をもたないらしいので、海と完全に切り離した陸上で養殖して餌に気を付けると無毒なフグ(河豚)になるそうです。まだ研究段階で国の許可は得られていないそうですが・・・)
テトロドトキシン(フグ毒)の分子構造
万が一フグ毒(テトロドトキシン)の中毒になった場合解毒剤はありません。死に至るのは呼吸筋の麻痺なので人工呼吸器で呼吸を助けることが出来れば助かる可能性が高くなります。フグ(河豚)を食べた後、唇や舌、手足のしびれを感じた場合すぐに救急車を呼ばれることをお勧めします。万が一救急車を呼ぶ間に呼吸が止まった場合、人工呼吸を行い呼吸の補助をするようにしてみてください。
お店で食べたフグ(河豚)でフグ毒での食中毒を起こす可能性は極めて低いと思いますが、自分で釣ったフグを調理して食べた場合に起こりえます。
美味しそうに見えてしまうトラフグです。
他にもたくさんのフグが展示されていました。
イルカ・アシカショー
フグだけではないということでイルカとアシカショーです。
アンコウが隠れています。
ペンギンエリアです
面白いのが下関の市の鳥としてペンギンが認定されています。(参考:市の鳥をペンギンに決定しました。)
元々クジラの漁が盛んで、クジラの生息地域と重なるペンギンを連れ帰り寄付されたことから始まったそうです。
シロナガスクジラの全身骨格標本
クジラ漁が盛んで、シロナガスクジラも捕まえていたそうです。
その全身骨格標本が残されています。(全国で唯一だそうです。参考:ウィキペディア)
水族館
我が家は水族館に行くことが多いのですが、元気(長男、幼稚園年中)が水族館好きだからです。
特にいつも川で釣るフグに興味津々なのでこのフグ水族館とでもいうべき海響館、市立(しものせき水族館)は最高でした。
元気(長男、幼稚園年中)は水族館に入ると、私たちのお古の携帯を手に、ワクワクしながら写真を撮りまわります。
フグのドアップの写真は元気(長男、幼稚園年中)が撮った写真です。
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