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爪白癬(爪水虫)の内服治療
爪白癬とはいわゆる爪水虫のことで、爪に白癬菌が入り込んで感染してしまう疾患です。(参考:爪白癬)
爪の一部を削り取って顕微鏡で確認する鏡検を行うか、真菌培養により診断を確定します。当院では鏡検にて診断を確定しています。
治療法は日本皮膚科学会真菌症治療ガイドライン2019によると内服治療が推奨度A(行うよう強く勧める)とされ、外用療法は推奨度B(行うよう勧める)とされています。当院では副作用と費用、効果を患者さんと相談し治療を選択しています。
治療薬
ネイリン®(ホスラブコナゾール)100mg1日1回の内服を12週間行いました。
治療経過
初診時(2020/5/2)ネイリン®100mg内服開始 |
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2020/5/16ネイリン®100mg内服2週間後 |
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2020/6/12ネイリン®100mg内服6週間後 |
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2020/7/3ネイリン®100mg内服9週間後 |
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2020/7/27ネイリン®100mg内服12週間後 |
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ネイリン®の治療期間は12週間のため終了としました。
爪白癬が残っている場合には外用に変更して治療を継続することもありますが、今回は白い部分も残っていないためその必要はなさそうです。