咳やくしゃみで飛び散る「しぶき」にはウイルスや細菌が含まれています。その咳やくしゃみで飛び散る「しぶき」を少しでも撒き散らさないように、手で覆うというのはよくあることです。私もしていました。
何もしないより手で覆う方が良さそうですが、かえって感染を拡大してしまうようです。というのも咳やくしゃみで飛び散る「しぶき」を手に受けてしまうと、その「しぶき」のついた手であちこち触ってしまうことが問題となります。
その「しぶき」にウイルスや菌がいると感染を広げてしまうからです。
ではどうするのが一番かといえば、勿論マスクをすることです。
(本当の一番は咳やくしゃみが出るときには外出しないことというのは言うまでもありません。)
マスクがない場合には口と鼻をティッシュなどで覆うことです。そのティッシュはすぐに捨てるべきとのことですので、ハンカチはあまりお勧めではありません。
ティッシュなどが手元にない場合には服の袖で口と鼻を覆うことのようです。
正直これには驚きましたが、手よりは服の袖の方が「しぶき」をまき散らさないということのようです。勿論その咳やくしゃみを受けた袖口が物や人に当たらないように気を付けるべきだと思います。
やむを得ず手で咳やくしゃみを受けてしまった場合には、何も触らず速やかに手を洗うのがよさそうです。
すぐに手を洗うことがどうしても難しければ、使い捨てのティッシュなどで「しぶき」を拭って、アルコールなどで消毒をするのが良いでしょう。(手を洗うのが難しい状況であれば、なおのことマスク・ティッシュの準備が望ましいと思います)
2022/2/5中国新聞朝刊より
新型コロナウイルスの予防のために手洗いなどを徹底している影響か今シーズンはインフルエンザが少ないようです。新型コロナウイルスの影響だけではないのかもしれませんが、感染予防を徹底するとインフルエンザの流行が抑えられる可能性がありそうなのが興味深い話です。
一日でも早く感染がおさまることを祈っています。
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