今日日本製鉄の高炉が停止されました。まだ今日の朝の時点では煙か湯気は出ていましたが、送風が止まったのでじきに煙か湯気は止まってしまうでしょう。
日本製鉄は29日、瀬戸内製鉄所呉地区(広島県呉市)の第1高炉を休止した。昨年から一時的に稼働を止めていた呉地区第2高炉と、関西製鉄所和歌山地区(和歌山市)の第1高炉も9月末のタイミングで恒久休止に切り替え、日鉄の国内高炉は11基体制となる。 高炉休止は、国内の鋼材需要の縮小傾向に合わせ過剰な生産能力を削減するのが目的。呉地区第1高炉は29日午前3時20分に送風を停止した。第2高炉と和歌山地区第1高炉は、新型コロナウイルス流行に伴う需要急減を受け、再稼働が可能な状態で一時休止していた。
日本製鉄、高炉3基を休止 呉と和歌山、過剰生産削減へ by共同通信より引用
呉市内に住むようになって驚いたのは空気が汚れていることです。というのも引っ越して窓を開けていると床が真っ黒になってしまいました。当初は娘が裸足で上がったんだと疑ってしまいました。まさか窓をあけるだけで床がこんなに汚れるとは思わなかったため、娘を疑ってしまいました。どうやら空気が汚れているため煤煙が汚れとしめ降り積もるようです。そのことを知ってから基本的に窓を開けるのをやめました。
当時製鉄所が止まれば空気が綺麗になるから窓が開けられるのに…。何年も前に思ったことですが、私が生きているうち、しかもこんなに早く製鉄所が止まってしまう日がくるとはおもいませんでした…。
2・3千人もの呉市の職が失われ、家族を含めて数千人にも及ぶ人口流出の可能性があります。深く考えず製鉄所が止まれば良いのにと思った時には想像もしなかったのですが、かなりまずい状態ですね。
製鉄所の跡地、大和ミュージアムのように何か人を呼べる面白い物が出来るといいんですけどね…
私は跡地に「大和」の大きさを表現する原寸大「大和」を作って大和ミュージアム別館(ちなみに今の博物館は通称は大和ミュージアムですが、正式名称は呉市海事歴史科学館です)として、「大和」だけでなく、「大和」の原料となった製鉄の歴史も学べる博物館を作ってほしいと思います。
自衛隊とコラボして、訓練体験メニューや体験宿泊などを提供しても一部のファンの方には喜ばれるかもしれませんね。
呉の町が盛り上がる何かが生まれるといいですね…
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